続・ARASHI TIME

二宮さん・大宮溺愛の出戻りOL。思ったことを思ったときに徒然書いています。

「持ってろよ!!」ブラックペアン 第1話

どうも、ニナです。

 

晴れて屍になりました。

魂は現在、その辺をフヨフヨと彷徨っております。1週間くらいで戻ってくるかな、、、あ、でもその頃には2話放送だわ、、、

 

いくら払ったら渡海先生に蘇生手術をしていただけるか、朝からそんなことばかり考えています。

 

Twitterで済ませてしまってもいいかなと思ったものの、せっかくなのでこっちにまとめます。

スマホでもこんな簡単にブログが書ける時代になったんだなぁ、、、!!

 

以下、ネタバレ含みます。

  

 

 だいぶ先出しの渡海先生がいたので、もうそろそろ過度なドキドキはしないかな、、、と、たかを括っていましたが、全くそんなの嘘だった。

 

渡海先生が来る、、、来るぞ、、、、!の瞬間、まさにコンサートが始まる時の高揚感と、圧倒的な存在感に身震いしました。

 

最初の「邪魔」。背中をゾクゾクゾクと何かが走る。身長差ゆえに、突っ立ったままの木偶の坊が、物理的に邪魔のように聞こえる辺りがまた素晴らしい。

 

冒頭から見せつけられる、渡海の驚異的な糸捌き。これが監督が熱量上げて二宮に要求したスピード。思わず本人が「イケメた」と照れたかっこよさ。存分に伝わる。伝わりすぎるくらい伝わる。でも、これはあくまでサワリだけ。番組ラスト、怒涛の技術力を私は見せつけられることになる。

 

「時間がない。早く手洗え。」そう言い放って手術室に再び現れる渡海。世良先生が手洗いを終えて合流する頃には、既に救出作業は始まっている。

 

 

「吸引吸引!!

もっとぶち込めよ!!」

 

 

普段の覇気のない気だるい雰囲気から一転、声を張り上げ、けたたましい怒号で現場の士気を高める。そうして煽る間も、着々と手術を進めていく。飄々とこなしていた冒頭の手術シーンとは違い、少し焦りの色が見える辺りがなんとも人間味が溢れている。

 

そしてここで、驚愕の糸捌き。縫合の速さはもちろんのこと、外科結びのスピード感たるや。「命を救っている凄さを大事にしている」そう言った二宮の言葉は、しっかりと体現されていた。正直、あんな速さじゃ本当に作業が成立しているのか、素人目には分からない。もしかしたら、デタラメかもしれない。でも、それでも構わないのだ。

 

「なんだか分からないけど、この先生すげぇんだな。この先生、命を救ってるんだな。」

 

こう思ったら、二宮の、そして監督の熱量はこちら側に伝わっている。

 

ラジオで「ギアをガンガンガンと上げて、勢い上げて撮影している」と言ったシーンは恐らくここだろう。「吸引吸引!!」で怒号が飛び交った時点から、二宮はギアを上げまくっていた。そうして手術が終わりアドリブの手形を押し付けたところで、クライマックスなのだ。

 

終盤の喫煙シーン、、、最後の最後にこれを持ってくるか、という破壊力。ライターの点け方から咥え方まで、たまらない、、、!!!個人的には、中指と薬指の間に挟む持ち方が好きなんだけど、王道は王道で好き(何それ)

クランクインの現場だね!ってことは喫煙シーンから撮影したのかな。

 

二宮は再三、「渡海はキャラクター」と言う。私は最初、全くイメージが湧かなくて「はて??」状態だったんだけど、ああなるほどな、と腑に落ちたところがありました。

 

そもそものセリフ量は多分そんなに多くない。けど、一つ一つの言葉や仕草は嫌に脳裏に焼きつく。そして、それは物語の歯車を回す要素になっている。その証拠に、渡海先生に対してネガティブな感情を抱いて世良先生は、渡海先生という"要素"に当てられて、「自分にとって医者とは何か」を徐々に見出していく。だから、最後の頼み込み。医者として患者を救う。その使命を全うするための判断を自分でするようになる。物語の1パーツでしかない、という見え方がキャラクターってことだったのかな、と思ったのでした。

 

そして、渡海先生の台詞には含みがないということ。さて、これはどうだろうか。1話にして分かったことは、原作以上に渡海先生は人間臭く描かれていること。オリジナルキャラクターとして母親が登場しているが、これは人間味を演出する要素でもあるんじゃないかとすら思えます。切れ味良く吐き出されていた言葉は、母親の前ではまごついてしまう。「渡海先生」から「渡海征司郎」に戻る瞬間。

 

また、患者に向き合うところ。姉が終始「え、渡海先生って良い人なの?悪い人なの?」って迷っていたのはここだと思う(笑)

善人か悪人かは捉え方だと思うけど、「人を救う」という行為の下では渡海は間違いなく「善人」だ。利害ではなく、救えるかどうか、ただそれだけ。死亡例を探させてオペ室に提出した行動、これは見方によっては高階を陥れるように見えるけど、本質はそこではない。そのままスナイプで処置することで患者を殺してしまう、そのリスクの回避だ。

 

あと、お金を巻き上げる演出。悪徳に見えるけれど、1周回って「人の命」はそれくらい、もしくはそれ以上に大切なもので、それをお前の退職金ごときで救ってやるんだ、ありがたく思よ。くらいに思えてきた(笑)

 

そんなキャラクターの言動を見ていると、確かに含みはないかもしれない。だけど、ぶっきらぼうだとか冷血という言葉で言いくるめるのは違う。渡海なりの正義を最も端的に伝えている。ただそれだけな気がする。

 

「ゾクゾクしちゃうよね」と言いながら恍惚な表情をした二宮は、本当にフルパワーで渡海先生と向き合っているんだ、と、それを感じられたのが一番キました。心臓もぎ取られる。アドリブが多いのも、もはや渡海そのものだから。二宮なのか都会なのか、既に混乱している私の脳は、見事に彼の術中にハマっているということなのです。彼が好きだという演じ方が存分に発揮される役になると改めて思いました。

 

全体を通じて、原作とだいぶ変えてきたなぁという印象です。キャラクターが違うという訳ではなく、原作とは事を起こしている人物が違っている。出来事シャッフルみたいな感じ。あと、話自体も非常に進みが早くて、スピード感があるなと感じました。これなら原作読まなくても楽しめたかな、と思いつつも、それはそれで組み替えられたストーリーがどういう風に原作の結末に向かっていくのか楽しもうと思います。

 

 

最後に。

思いの外、普通に考察してしまったので、ビジュアル的な悶絶ポイントをだだーーーっと羅列して終わるね(笑)

 

・間接照明に照らされる茶色い瞳
・惜しげも無く晒される毛穴
・世良先生に剥かれる白い肩および鎖骨
・「猫ちゃぁん!」(なぜ私の名前は猫ではないのか)
・佐伯先生直々の指名にめちゃくちゃ嫌そうな顔
・高階先生を睨みつけたあと、ずっと天井を仰ぎ続ける渡海
・母ちゃんからの無限米に戸惑う渡海

・「吸引!吸引!」からの「持ってろよ!!」の怒号。怒号、、、怒号、、、
・レントゲンを真剣な眼差しで見つめる渡海
タブレット越しの渡海
・タオルケットからこんにちは、な渡海。きっとタオルケットの妖精なんだ。
・凄まじい糸捌き。あれ、ほんと?二宮、まじなの?

・外国語の論文をスラスラと読解し、口ずさんでる。多分、適当だけど、、、萌え、、、

 

毎週こんなことしてたら身が持たない、、、けど、間違いなくやるんだろうな、、、(笑)

 

お粗末!